はりきゅう治療の不思議②
2020/05/14
前回に続き「はり(鍼)」「きゅう(灸)」治療の特集についてお伝えします。
今回はお灸のお話がメインになります。
アフリカでは「結核」が流行しており、その治療に「足三里へのお灸」が用いられています。
しかし、メインは薬による治療であり、その補助として健康増進を目的に行われているそうです。
日本でも明治時代から九州帝国大学の原志免太郎先生が研究をしており、結核に感染したウサギの足三里にお灸をすることで白血球の数が増えることで抵抗力が増し、病気の予防に良いことがわかりました。
これは、お灸の熱が体に加わると体の中に「ヒストトキシン」という有害な物質が発生し、それを退治するために白血球の数が増えるとされています。
他にも様々な鍼灸治療の作用がありますが、今回は割愛します(^_^;)
それでは最後に足三里の取り方をお伝えいたします!
「足三里」とは足のすねにあるツボで、膝のお皿の下にある外側のくぼみから指4本分下に下がったところにあります。
押すのも良いですが、市販のせんねん灸などでお灸をすることをオススメ致します。
なお、ここは胃のツボでもあるため消化不良など胃がスッキリしない時にもオススメです。
ただし、胃酸が多い方には逆効果になるという説もありますので、一度専門家の方にご相談ください。